皆さんが拾ってくれた陸のゴミは、
そのまま拾われないと、海に流れ着いて、
そして、海の中でも海洋ゴミとして
存在し続けてしまいます。
「海洋ゴミ」について学んでみましょう。
応募受付を終了いたしました。 たくさんのご応募ありがとうございました。
入賞作品はこちら
入賞作品は、『エコプロ2024』(12月4日〜6日開催)の
出展ブースでも展示いたします。
年間でお弁当一食分のゴミを
食べているという事実。
ゴミ問題はもはや、
私たちの健康にまで及ぶ問題なのです。
この終わりのない課題に、
解決の一歩を作りたいと願い
生まれたのが「ゴミ弁当コンテスト」。
ゴミを拾い、創造力に任せて
自分だけの“作品”を作ってみませんか?
環境に関心がある、つくることが好き、
なんか面白いことをしたい。
参加の理由はなんでもあり。
でもそれがごみ問題を伝える一歩になったり、
知らずのうちに誰かの笑顔に
なっているかもしれない。
そんなしあわせな循環を、
私たちからつくっていきませんか?
作品としての美しさや創意工夫だけでなく、ユニークな視点でのアプローチや地域との関連性、作品への想いなどの観点から、総合的に評価・選定を行いました。
みどりんご様
みどりんご様
Mia様
Mia様
制作者コメント
タイトル「海ゴミ サラダ弁当」
私は海の生き物がゴミの問題で苦しんでいたり、絶滅しそうになっているのを知って、とても悲しいと思いました。そして、それを少しでも防ぎたいと思って、海ゴミを拾いました。海辺に落ちているゴミは、意外とカラフルなプラスチックなどのゴミが多いことに驚きました。私はサラダが大好きなので、拾ったカラフルなゴミでサラダたっぷりのお弁当を作りました。発泡スチロールでご飯を作り、その上に梅干しとたこさんウィンナーをのせました。黄色いのは蝋のゴミで、卵焼きにしました。カラフルなゴミを使ってレタス、ニンジン、ミニトマトを作りました。海のゴミが減って、海がきれいになって、生き物が安心して暮らせるようになって欲しいです。
審査員 榎本美沙さんコメント
パッとみて目をひくカラフルなサラダにおにぎりに卵焼き...
とっても美味しそうなお弁当。
実際の海のゴミでできているということに驚きました。同時に、このカラフルなものが実際に海に捨てられているのだなと感じました。海のゴミが減って、生き物が安心してくらせるようにという制作者の方の願いが伝わる作品だと感じ、選ばせていただきました。
なみな様
なみな様
制作者コメント
タイトル:ゴミ拾いをしながらピクニックに出掛けよう
半年前から、ウォーキングをしながらゴミ拾いをしています。「なぜこんな所にこんな物が?」というものが時々落ちていて、変わったゴミがそこにある経緯を想像したりして、楽しみながら行っています。こちらのコンテストへの応募を決めてからは「これはあの食材として使えそう」などと考えながらゴミ拾いができ、さらに楽しむ事ができました。
作品に使用した物は、発泡スチロール、お菓子・お惣菜の容器、煙草の空き箱、松ぼっくり等。拾ってきた素材を出来るだけ多く使う事、かつ美味しそうである事を心掛けて制作しました。ジュースのペットボトルとフォークも拾った物です。
エシカル消費やごみ問題に関心がありますが、楽しみながら継続する事が大切だと思っています。このお弁当にもそんな思いを込めて、見ていて楽しくなるような、本当に食べたくなるようなランチボックスに仕上げました。
審査員 滝沢秀一さんコメント
写真を拡大するまでゴミとは一瞬わからないようなクオリティーの高さ、しかし拡大してみると、発泡スチロールだとわかるリアルさを作品から感じました。素材をなるべくそのまま使うことによって、いろんなものが落ちてんだなと歩いたその道を感じさせるストーリーと、ゴミ拾いをしているなみなさんの姿まで想像すると暖かい気持ちになりました。ペットボトルをペットボトルとして使う視点は実は他にはなく、このサンドイッチならこのジュースを飲みたいよねと思わせる不思議な説得力をこの作品から感じました。
ちーちゃん様
ちーちゃん様
制作者コメント
私は志賀島という海のそばに住んでいます。そこでは毎日、波が大量のゴミを岸へ運びます。人々は美しい波や朝焼けを写真に収めますが、足元には無数のゴミが散らばっています。遠くの美しいものに目を向けると、私たちは足元の「見たくないもの」から自然と目をそらしてしまうのです。
今回、「お弁当作り」をテーマにゴミを見たことで、これまで無価値だと思っていたゴミを「材料」として捉える自分に気づきました。そうすると、普段は見過ごしていたゴミが次々と目に入ってきます。
今回作ったのはパンダ弁当。多くの人に愛されながらも、絶滅危惧種という側面を持つパンダのように、視点を変えると違った現実が見えてきます。ゴミをゴミと見ないことが、ゴミ問題をしっかり認識する第一歩なのではないかと感じました。
審査員コメント
地元や自然への愛情が細部まで伝わる、温かく可愛らしい作品でした。今回の制作を通じて、地域の課題や環境問題に向き合う一歩につながったことがうれしく思います。また、多くの人に愛される一方で絶滅危惧種という側面を持つパンダをテーマにしたメッセージ性も、素晴らしいと感じました!
こう様
こう様
制作者コメント
ぼくは毎月、ばあちゃん家と周りのゴミ拾いをしています。ばあちゃんはもう動くのが大変なので、ゴミ拾いはぼくの仕事です。でも道路は危ないので、パパとやります。ばあちゃん家は、広い庭と使っていない畑があって、とくに大雨のあとには、たくさんゴミがやってきます。今回も袋いっぱいにいろんなゴミが集まりました。
ゴミ弁当の材料にはできなかったけど、車のバンパーやヘルメット、プラスチックの植木鉢もありました。もし巨人がいたら、ゴミ弁当コンテストに参加できたでしょう。
ゴミ弁当コンテストは、たくさんの人が参加すれはするほど、町のゴミも減ってくれる、すてきなアイディアだと思います。コンテストが有名になったら、日本中のゴミ拾いをニュースみたいにテレビで映して、その場でゴミ弁当を作るコンテストをやってみたらいいと思います。
審査員コメント
こうくんが一生懸命ゴミ拾いをしている姿が目に浮かび、その熱意に感動しました。たくさん拾ってくれて本当にありがとう!おにぎりの表現や、箸と箸置きの着眼点もユニークで、細部にまでこだわった作品作りに驚かされました。こうくんのクリエイティビティと努力が光る作品で、将来ゴミ弁当マスターになる日が来ると期待しています!
環境に配慮した製品やサービスの展示会
エコプロ2024に
入賞作品が並ぶ
ゴミ弁当屋が登場!
2024年12月4日(水)〜6日(金) 10:00〜17:00
会場:東京ビックサイト[東ホール]
特別審査員として以下のお二人に審査していただきます。
榎本美沙さんは、“口にゴミが入ることをなくす啓発運動”である本コンテストについて、食に携わるプロフェッショナルという観点から審査いただきます。
また、滝沢秀一さんにおいては、清掃員としてゴミにまつわるあらゆる知見や視点を活かしていただき、ゴミ弁当を審査いただきます。
榎本美沙さん(料理家/発酵マイスター)
発酵食品、旬野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌などで活躍中。オンライン料理教室「榎本美沙の料理教室」主宰。登録者数34万人を超えるYouTube「榎本美沙の季節料理」。
Instagram(@misa_enomoto)も人気。最新刊『毎日の発酵食材レシピ手帖』(GAKKEN)が好評発売中。その他著書多数。
滝沢秀一さん(芸人/ゴミ清掃員)
お笑いコンビ「マシンガンズ」の活動の傍ら、ゴミ収集会社で清掃員として勤務。ごみ収集時に見えてくる「社会世相」「食品ロス問題」「環境問題」などを自身の体験をもとにSNSや執筆、講演会などで発信している。
ものづくり未経験でも大丈夫! ゴミ弁当のつくりかたをわかりやすくご紹介します。
動画もしくはPDFの2つからお好きな方をご覧ください。
当コンテストでは、あらゆる観点から優秀者を選出し、それに合わせた各賞をご用意しております。
なお、受賞者の発表は、本WEBサイトとpublicisjapan公式Instagram にて行います。
(12月上旬頃に発表予定)
受賞された方には、登録されたメールアドレス宛に受賞通知をお送りします。
発送は発表から1ヶ月以内を予定しておりますが、状況により多少前後する場合がございます。
徳島・上勝町
「ゼロ・ウェイストアクションホテル」
親子3名宿泊券
日本で初めてゼロ・ウェイスト宣言をした徳島県上勝町にある、ゼロ・ウェイストアクションホテル「HOTEL WHY」の宿泊券をプレゼント。(※3名様分となります)
(榎本賞)
水だけでキレイになる
食器セット
まるで本物の弁当のように、食欲をそそられる作品に贈る賞。 特殊加工「ゼロ・クリア」技術で、水だけでアブラ汚れがすっきり落ちる食器セット。アウトドアや防災時にもピッタリです。 ※お皿のみの3枚セット。フォークとナイフはつきません。
(滝沢賞)
廃ビニール傘を再利用
「PLASTICITY」
ウエストバッグ
ゴミの再利用の仕方に巧みさ光る作品に贈る賞。 大量に消費される廃ビニール傘から生まれる新素材を使用したウエストバッグ。大切な荷物を雨から守る防水性のあるバッグです。
フェアトレードコットン
サウナ・銭湯
タオルセット
地域の特性や課題に向き合い地域愛を感じられる作品に贈る賞。 地域の生産者との公正な取引をする、フェアトレードで作られたオーガニックコットン。サウナ・銭湯に適したサイズ感となっています。
使い終わったおもちゃ
から生まれた
YOT WATCH
弁当アーティストとして将来が待ち遠しいと思える作品に贈る賞。 おもちゃを原料にしたリサイクル樹脂によって作られた腕時計。付け外しが簡単で、お子さまのファーストウォッチにもおすすめです。
制作者コメント
私の地元は10月にお祭りがあります。
祭りの後はゴミが沢山出るので、拾いに行きました。空き缶やペットボトル、出店の容器が多かったです。
まず、お弁当には卵焼き。お祭りで使用した黄色いハチマキを卵焼きの様に巻きました。鮮やかな黄色がお弁当を華やかにしています。
ペットボトルの蓋を人参やさつまいもに、パッケージを丸めてブロッコリーに見立てました。
また、使い古したスポンジは切って、鮭や南瓜にしています。お菓子の空き箱を使って、星型のオクラを作り、肉巻きにしたり、惣菜の容器を切って、蓮根にし、野菜の形にもこだわりました。
より美味しく見える様に、彩りや配置など考えました。
全てゴミになるものですが、集めて、作るのが楽しかったです。そして、ゴミを減らす為、洗ってリサイクル出来るものは積極的にしていきたいです。
審査員コメント
鮭、れんこん、かぼちゃの表現が特に秀逸で、素材選びや細部の工夫が素晴らしく、本物のお弁当かと錯覚するほどの完成度でした。ディテールにもこだわりを感じ、クリエイティビティを最大限に発揮している点に感動しました。また、「祭りのあと」というゴミが出やすい状況に着目した発想の鋭さも評価ポイント。楽しく情熱をもって制作されたことが伝わる作品でした!